2013/09/05

今年の稲の成育状況

お義父さんから、田んぼの写真が届きました。

お義父さんは、ご自宅にデジカメとパソコンと、ネット環境もあるのですが、どうにも使い方が分からないらしく、私が写真を頼むとコンビニで現像してもらった写真を、封筒で送ってくれます。ご年配の方にはまだまだパソコンって難しいモノみたいです。


8月4日つや姫稲穂がチラホラ出始める。

8月9日つや姫の穂が出そろう。
今年の夏は異様に暑い日が続きましたが、稲の成長は順調に進んでいるようですね。
平成25年度 大分つや姫通信 なんてページもあるようです。今年の大分県はつや姫をがんばっているみたいです。

最後に、新調したコンバイン(中古だそうですが)がこれです。


ヤンマー Ee-35、11馬力。この手の製品名って数字の部分が馬力を示している事が多いのですが、これは違いますね。以前の三菱MC12よりも馬力は少し小さくなりますが、一本レバーで運転も楽そうだし、なによりグレンタンク方式!30kgのコンバイン袋を持ち運ぶ作業が大幅に減ることになります。

今年の稲刈りも楽しみになってきました。


2013/07/11

2013年の田植え

今年も大分に田植えのお手伝いに行って来ました。6月14日(金)からの3日間です。

少し前に子供が3歳になって飛行機代がかかるようになりました。でも最近急に体が大きくなってきたので機内でずっとヒザの上だと重たいし、しかたないかな、というところです。「たうえき!」とか都会では役に立ちそうにない言葉まで覚えてくれるのでちょっと楽しいです。


まずは庭先で大事に育てたイネの苗を、田んぼに運びます。
今年は晴れていたので良かったのですが、雨の日はこの苗床運びが意外と大変です。

この状態の苗自体を購入する事もできるようですが、お義父さんは自分でタネを買ってきて育てています。聞いたところタネによっても強い/弱いがあるようで、前年に採れたイネからタネを採種して自宅で選別して使う場合、うまくやらないと買ったタネと比べて成長に違いが出てくるようです。今年知人からもらって育てたというタネの苗床を見せてもらったところ、確かに根の密集度が違うように感じました。


軽トラで苗床を田んぼに運んだら、田植え機を出動させて田植え開始です。
ところでお義父さんは少し前から田んぼの水位を調整してました。田植え時には少し水を落として、田植えが済んだあとにまた少し水位を上げるそうです。

田植え機は沼地の中を走るので、まっすぐ進むのは簡単ではありません。しかも、一度植えたらそのまま秋まで植えたところで育って稲刈りのときに大変になるので、やはりまっすぐ植える事がけっこう大事です。


画面では少し分かりづらいですが、田植え機の後ろに「マーカー」と呼ばれる道具がついていて、車体の1mほど離れたところの地面を引っかきながらに線を引いていきます。折り返して戻ってくるときに、地面に引かれた線を車体の真ん中がなぞるように走ると、等間隔でまっすぐ植えられる、という仕組みです。うまくできている!


今年は私の友人夫妻が「田植えを体験してみたい」というので、一緒に大分に行きました。
せっかくなので植つぎをしてもらいました。田植え機が植え損ねてできてしまった”隙間”に手作業で苗を植えていきます。普通の長靴だと田んぼを歩くのはかなり難しいのですが、”田植え用長靴”をはいていると楽ちんです。何にでも専用品というものがあるんですね。


そういえば、お義父さんが今年コンバインを新調したらしいです。いつもどおり中古品だそうですが。なんと、念願のグレンタンク方式!30kgの米袋を運ぶ機会がずいぶん減りそうです。楽しみですね。

秋には美味しいヒノヒカリの新米が食べられることを願っています。稲刈りの時期にはまた来ます。

仕事が終わったあとは、お気に入りの杵築市山香温泉センター(神塩温泉)に行きました。大分の温泉は最高です。

最後に動画をどうぞ。

2013/03/25

手打ちうどんを作ろう

では、うどんを打ってみましょう。 いろいろ調べるといろんな手順があるようですが、私はいつも自己流で適当にやっているので、簡単に作れると思います。

材料(約6玉分)
  • うどん粉(中力粉)500g
  • 水 220g前後
  • 塩 22g
  • 打ち粉(コーンスターチ)適量
  • お好みのだし/麺つゆ
中力粉はスーパーで普通に買えると思います。”地粉”でも大丈夫。私は「白椿」か「麺匠」が多いです。

道具
  • こね鉢、または大きめのボウル
  • 麺棒
  • 麺切り包丁、または普通の包丁
  • 大きな鍋とザル
麺の生地は少し寝かせておくのが良いので、もしお昼に食べようと思ったら前日の晩に仕込んでおくのがおすすめです。

1. うどん粉と塩水をまぜる


うどん粉を計ってこね鉢に入れ、そこに塩水を作って加えます。



実は、一番難しいのがこの水分量かもしれません。湿度が高い夏は少なめの42%くらい、冬は45%くらいだそうです。少し水を残した状態で粉と塩水をざっくりまぜ合わせ(水まわし)、そのあとに様子を見て残りを加えるようにしています。


最初はボソボソしてますが、そのうちにだんだん水がなじんでくるので、無理にこねようとせず、そのままひとまとめにして置きます。



2. こねて、踏む


きれいな大きめのビニール袋を持ってきて、中に生地を入れて踏みます。うちは買い物袋が多いんですが、そろそろちゃんとしたものが欲しくなってきました。

テレビを見ながら適当に踏んではたたみ直して、を繰り返します。
このあと、再び丸くまとめてから、ラップをして数時間から一晩寝かせます。夏は冷蔵庫に入れています。


3. 麺棒でのばす


ここからは、食べたい時間から逆算して作業を始めます。私の場合、午前11時過ぎにのばし始めて、ちょうどお昼に「いただきまーす」というパターン。麺をのばす前にまな板と包丁を近くに準備しておいたり、のばしている間にお湯を沸かしておくのがポイントです。

食卓をきれいに拭いて打ち粉(コーンスターチ)を撒き、生地を麺棒でのばしていきます。
もし自分でもやってみようと思ったら、適当にYouTubeで動画を探して参考にしてください。私のは参考にならないかと。

厚みは3mmくらいと言われてますが、気分によって変えてます。なるべく全体が四角形になるように、四隅に角を作っていきます。


4. 切る


集中して(!)等間隔に麺を切ります。厚みと同じ幅、3mm間隔を心がけて。


普通の文化包丁でも切る事はできますが、私は麺切り包丁を買ったときその切れ味に感動しました。初めてちゃんと四角い麺になったのです。
食べきれない分は、この状態で冷凍保存しておきます。


5. ゆでる


たっぷりのお湯でゆでます。
鍋に麺を入れすぎてしまうとうまく対流しないので美味しくゆであがりません。
沸騰しながら自然に麺がぐるぐる回るのが理想です。
湯で時間は12分。お鍋から熱いまま直接一本とってつまみ食いするのも、またウマい。


6. 水でしめる


ゆであがったら、冷水で洗います。
しっかりと「ぬめり」を取るのが大事です。


7. お好みのだしをかけて完成


冷たいうどんの場合は、上からそのまま冷たいだしをかけて、
温かいうどんの場合は、しめた麺を鍋のお湯で軽く暖めてから暖かいだしをかけて。



うーん、なんど食べても、手打ちうどんはウマい!

次回は、お気に入りのだし/麺つゆについて書きたいと思います。

2013/03/11

うどんとの出会い

いよいよ私の一番のお気に入り、手打ちうどんの出番です。

10年くらい前ですが、家で年末のパーティを開く機会があって、その時のメニューで何となく手打ちうどんに挑戦しました。その時は本当に適当に作ったのですが、それが意外と美味しくできたのを覚えています。

しばらくして2006年に「UDON」というズバリな名前の映画がありました。たぶん映画としてはマニアックすぎる内容かなと思うんですが、それを見て「あ、俺うどんちゃんと打ってみよう」と思いました。ユースケ・サンタマリアがお父さんの讃岐うどんの味を継ぐためにがんばる話です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/UDON

NHKのチャレンジ!ホビーという番組でも、手打ちうどんを特集したことがありました。
うまいうどんを打つ!(NHKチャレンジ!ホビー)

この番組、録画してみてました。うどんは讃岐だけじゃないんだなー、東村山に住んでたのに武蔵野うどん食べなかったのは、もったいなかったー、とか。このあたりから少しずつ道具も増えてきて、作り方も自分なりにいろいろ工夫するようになってきました。

今では、毎月1〜2回くらい定期的に打って家族と食べています。ダシも自分で作るようになりました。夏バーベキューの時など手打ち麺を持ってその場で茹でて食べると、結構ウケがいいですね。

私が考えるうどんのいいところは割と自由な点でしょうか。基本的に小麦粉と塩水だけで作れますし、食べ方もつめたい/あたたかい、ふつうのだし/かわった味、いろんな組み合わせがあって「今日はどういう風にしようかな」と毎回楽しんで打っています。今後は、作ったメニューを少しずつ載せていきたいと思います。



次回は、基本となる手打ちうどんの作り方を紹介する予定です。

2013/02/24

てまえ味噌

私が小さい頃、我が家のお味噌汁は祖母の手作りのお味噌を使っていました。大人になって一人暮らしを始めたあたりから、「やっぱりあの味噌汁の味はスーパーで買ったお味噌では出せないなー」と思うようになり、自分が結婚したてのころに祖父母に味噌作りを教わりました。それから10年以上、毎年味噌作りをしています。今となっては祖母も体が弱くなってしまったので、あの時に教わっていて本当に良かったと思っています。
手作りした味噌は、本当においしいです!

では、我が家のお味噌の作り方をご紹介します。

最初に動画をどうぞ。


仕込みの時期は、毎年2〜3月ころ。以前は11月にしていましたが、我が家は何かと秋に行事が多いので、少し余裕がある春仕込みに変えました。一度に5kg程度つくって、1年くらい経ってから食べはじめています。

材料
  • 米こうじ 1.8kg
  • 大豆 1.0kg
  • 塩 450g
こうじと大豆は、前日に市内の井上糀店で購入。

去年は「塩こうじブーム」で2週間ほど待つハメになりましたが、今年はすぐ買えました。
塩こうじ、おいしいんですけど、もう流行らなくなったんですかね。

大豆を一晩、水に浸しておきます。
この時に3等分しておくのが実はポイントで、こうじと大豆をあとで均等にまぜるのが大変なので、最初から全ての材料を3等分ずつしておくと作業がしやすいんです。これは祖母から教わりました。

翌朝、圧力鍋で大豆を煮ます。
指で軽くつぶれるくらいまで柔らかく煮ます。たいていは加圧7分むらし12分くらい。


豆を煮ている間にこうじと塩を準備します。
生こうじは所々大きな固まりがあるので、ほぐしておくこと。
こうじと大豆の割合はずっと1.5対1くらいで作ってましたが、去年こうじを多めにしたらとてもまろやかでおいしくなりました。今年も同じくらいで。こうじは2.0kg買っているので残りは塩こうじように使います。


塩とこうじを1/3ずつ分けて、ビニール袋に入れて振ってよく混ぜます。


大豆が煮上がったところで、ミンサー(ミンチ機)登場。
たぶんミンサーと圧力鍋がこの世に無かったらお味噌作ってないです。というくらい便利。
ぐるぐるまわしてどんどんつぶします。ときどきポロッとつぶれてないお豆が入ってしまいますが、そのまんま。出来上がったときの宝探しみたいなもんです。

この作業の前に、次の大豆は煮始めておきます。


塩とこうじを混ぜたものビニールから出して、大豆と混ぜます。
この工程も以前は大変でしたが、うどん用に買ったこね鉢がスゴく役立ちました。
煮汁を少し足して、柔らかさを調整します。祖母曰く「耳たぶくらいの柔らかさ」
これを片手大に丸めたものを「味噌玉」と呼ぶそうです。


樽に漬けもの用のビニール袋を敷き、味噌玉を「バシッ」と投げつけます。空気が入らないようにするのが目的ですが、子供は喜んで真似しますね・・・。


残り2/3の大豆も同じように味噌玉にして樽に詰めます。一番上には多めの塩を振って、重石を乗せて完成。あとは来年のお楽しみ。


我が家では室内の物置において、たまーに様子を見る程度です。白いカビが樽のへりのところに着いていたら、取り除きます。水分はそのまま混ぜ込んでしまいます。

手際良くやると午前中で作業は終わります。
慣れるまでは一日仕事でしたけど。

去年のお味噌が、これ。
毎日おいしく頂いています。


こうじ屋さんのページに作り方が載っているので、そういうのを参考にしながら「我が家流」を探していくのが楽しいかもしれません。

最後に、
200g残した米こうじで、「塩こうじ」を作りました。