2012/09/18

米作りのお手伝いをするようになって

私は毎年2回、妻の実家である大分県杵築市で米作りのお手伝いをしています。6月の田植えと、10月の稲刈りの2回です。手伝いとは言っても、ただお義父さんのあとをくっついて重たそうなものを持ち上げたり下ろしたりしてるだけですが、それでも毎年続けていると、その作業にどんな意味があるのかが、少しずつ分かって楽しくなってきます。


私は結婚するまで、一人暮らしのときも自分でご飯を炊いていたりしたので、まぁそれなりにおいしいお米の味と言うのは知っているつもりだったんです。でも、あるとき妻の実家から新米を玄米で送ってくれて、それを精米したその日食べたとき・・・、とても良い香りで甘みもあり、とてつもなくおいしく感じたのです。

聞くと、妻は3姉妹の末っ子なのですが、父親の農業を手伝ったことはほとんどなく、何をしているのかも良くわからない、とのことでした。お義父さんもすでに孫が6人いるご高齢ですので、これから少しでも長く稲作を続けられるように、また都会ぐらいの私もお米がどのように作られているのか少しでも理解したいと思って、私はまず稲刈りのお手伝いに行ってみることにしました。2008年の秋のことです。

ふだんの私は会社で深夜まで頭と口を動かす仕事なので、ひたすら何かを運んだり、まっすぐ農機具を走らせるという仕事は新鮮で、良い気分転換になりました。ただお義父さんは”何も考えてない”なんてことは決して無くて、天気を見たり水の流れを見たり、私がやりやすいように準備してくれたり、とても忙しそうです。私は心地よい疲労とおいしい食事、そして最高の温泉で、それ以来大分がとても好きになりました。

自分にできることは、パソコンが苦手なお義父さんにかわって、お米作りの様子を少しでも多くの人に知ってもらえるようにすることかな、と思ってます。これから過去のお手伝いの様子を少しずつ記事にしていく予定です。

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